まずは、手ぶらで海に入る。そういえば今年は海水浴してないなぁ。今年初めての海水浴だ。 砂は細かくサラサラして心地よい。海も波は穏やかで澄んでいる。水は程良く冷たい。みんな水中メガネをしているが、魚はいずこ？ アメリカ人？が数人集まっているところの海面がざわついている。魚が水面に集まって、波を立てている。どうやらまいているエサに魚が群がっているようだ。 ふと、波打ち際をみるとそこにも魚が群をなして泳いでいる。２０〜３０ｃｍくらいの大きさか。釣りはしないので、魚の種類はとんとわからない。でも、海水浴している海岸でこんなに魚がいるとはねぇ。 さっそくスノーケルと水中メガネを持ってくる。スノーケルをくわえると、あ、いけない。 オレって、口にモノをくわえるのは全然ダメなんだ。歯ブラシすら、ちょっと使うとすぐに吐き出してしまう。歯医者ではいつも苦労する。 せっかく借りたスノーケルなのに・・・。すぐ吐き出してしまい、全然使えない。度付きの水中メガネだけでも使おうと思ったが、スノーケルとしっかり結んである。 しかたないので、いつも使っている競泳用の水中メガネにする。持っててよかった。 |
 波打ち際に群がる魚たち |
 スノーケルをつけて |
フィンだけでもと思ったが、初めてなので結構使いにくい。足を意識すると息がすぐに上がってしまう。しかたないあきらめる。 どうもスポーツ的なモノは向いてないなあ。（うまく合ったのは自転車だけか） 泳ぎも自信がないので、足の立つところだけで泳いだり魚をさがしたりする。結構遠浅なのでそれでも面白い。（浮き輪があればもっとよか ったカモ） でもリーフの上は歩きにくい。足指をけがしそうだ。足にフィン用の靴を履いているひとも多い。リーフの上でも平気で歩いている。 ちょっとさがすと魚はいろいろ泳いでいる。でもいわゆる「熱帯魚」みたいなきれいな色の魚はいない。もっと沖へいかないと見えないのか。 足下の魚をよく見ようと、潜ってみると、思ったより水が濁っており、はっきりとは見えない。海面の上からのぞいたほうが、きれいに見える。 ガイドブックでは、朝早いと澄んでおり、だんだん濁ってくる。となっていたが、まだ午前９時ごろだぞ。なのにあまり澄んでないナァ。もっと早くくればいいのだろうが、自転車だとなかなかねぇ。 太陽は雲に隠れたり、顔を出したりする。日が射すと、潜ってもまあまあ魚がきれいに見える。 |
幼児を連れた人が、日本語で、「そこに魚がいるよ」と子供に教えている。でもその子はなかなか魚が見つからないようだ。でもとうとう見つけたようで、にこにこしていた。 「写ルンです」の水中用を持って、写真を撮る。上からみると魚は見えても、潜ると濁ってはっきりと見えない。潜って魚を待ちかまえ、たまたま近くを通ったときにシャッターを押す。（帰って現像すると、結構撮れていた） あまりにも近くを泳ぐので、手をのばしてさわろうとするが、魚はすぐ逃げてさわることはできない。 疲れると、ビーチに横たわる。みんなはゴザを持ってきているので、気持ちよく寝ている。ゴザまで自転車で持ってくる気はしなかったので、バスタオル（それも薄手）を広げて寝そべる。 おっとその前に、しっかりと日焼けオイルを塗らないと。なにもなしだと、やけどになっちゃうカモ。 空には雲が浮かび、太陽が見え隠れする。青い空と白い雲の下で椰子の木がゆれる。ほんとうにいい気分だ。 |
 水中の魚（１） |
 水中の魚（２） |
しかし、日が照るとだんだん熱くなる。海へいったりビーチで寝たり。ビーチもだんだん混んできた。バスタオルを広げて置いとかないと、荷物のまわりが他人のゴザで埋まってしまう。後ろにはアメリカ人？の夫婦がゴザをもってきて寝そべる。 もう１１時過ぎだ。海も十分楽しんだし、そろそろ次にいこうか。海にもう一度入ってから、シャワーを浴びる。シャワーは砂浜に立っており、自由に使える。 スノーケルセットとウエストポーチを洗って返す。お金も戻ってきた。着替えて荷物をフロントバッグにしまう。濡れた水着とバスタオルはビニール袋に入れる。 立ち上がって、忘れ物はないかと辺りを見回すと、後ろのアメリカ人の奥さんがこちらを見ている。そのまま黙っていくのもナンなので、手をあげて「グッドバイ」というとにこやかに「グッドバイ」と言ってくれる。となりもだんなさんも（さほどにこやかではないが）「グッドバイ」と言ってくれた。 日差しは暑い。急な坂道をゆっくり登りながら、ハナウマ湾に別れを告げる。駐車場にいくと、ＭＴＢも何台かとまっている。愛車は別状なし。 さあ、これからはシーサイドロードだ。サイクリング再開。 |